shu_hei(TOKYO FOOTWORKZ)|ダンサーインタビュー前編|


本日、terpsi(テプシー)がインタビューさせていただいたダンサーは、いま日本で最も勢いのあるHOUSEダンスチーム「TOKYO FOOTWORKZ」のshu_hei(シューヘイ)。彼がダンスを始めたキッカケから、これからの目標まで。様々なことを語って頂きました!

また、「関東ダンスサークル連盟Σ」の振り付け師を務める彼が、今までのダンサーインタビューでは語られることのなかった「就職活動とダンスの兼ね合い」や「サークルダンサーの良い所、悪い所」など。学生ダンサーにも楽しめるインタビュー記事になっておりますのでどうぞお楽しみ下さい!

Q.それでは、まず最初にダンスを始めたキッカケを教えて下さい。

shu_hei
どっから言えば良いかな?中学生くらいの時にテレビの歌番組に出てくるDA PUMPが大好きだったんだよね(笑) ミュージックステーションに出てくるでしょ?そこだけビデオで見返したりしてたんだよね。まだメンバーが4人の時! そう、そのDA PUMPが妙に好きで。でも、中学生の時はがっつり野球やってたから「ダンスやろう!」って決めてたわけじゃなかったね。高校生になって野球をやろう!ってその頃は思ってたし、周りの人にも「野球をやる。」っていう事を言ってたんだけど、なんなんだろうね。あれは。思春期の揺れなのかな(笑) 結局野球はやめました。やめたらやめたですごく暇だから、暇だと俺と同じく暇な友達ができる。そう、その同じく暇な友達がブレイクダンスを始めて学校の部活にも入ったって聞いたんだ。それで、その友達に「shu_hei、お前も暇なんだから部活1回だけ見に来てくれ。一緒にやらないか。」って事を言われたんだけど「ダンスなんて嫌だし。」みたいな(笑)

一同 (笑)

shu_hei

DA PUMPとか見て、「ダンスかっこいい!」と思ってた所はあったんだけど、「一緒に部活入って踊ろう!」って言われたら「別にそういうことではないんだよなー。」って感じだった。そんな事を思いつつも、結局俺は暇だからダンス部の見学に行ったんだけど、男が1人しかいない。
女の子がワイワイ練習してるところを友達が1人で体育のジャージ着て逆立ちしてた。(笑)「何だこれ!」 って感じだったけど、結局ダンスに強制入部みたいな感じで入って、同じく体育のジャージを着て、体育館の上のステージの部分に移動式の鏡とかを移動して練習してたな。そう、そんな感じで俺のダンス始めたキッカケっていうのは、自分から衝動的に始めた感じではないからあまりカッコ良いエピソードではないんだ。
俺も俺で気づいたらそのダンス部に入ってたから、「お前も一緒に文化祭にでなきゃダメだ!」みたいな誘われ方をして、今では本当にできないけど最初はブレイクダンスをやってた!(笑)
やっていたというかそれしか分からなかった。友達がやってるのもそれだし。

ブレイクダンサー、SHUHEI

shu_hei

今は「TOKYO FOOTWORKZ」っていうHOUSEのダンスチーム組んでHOUSEしてるんだけど、実はHOUSEに出会うまでには失敗というか、色々あったんだよね。最初はブレイクダンスをやってたんだけど「どうも、楽しくない。」そう感じてたんだよね(笑)
跳ねたり、飛んだりしたいわけじゃないし、そもそもそんなにうまくないし。何か痛いし(笑)みたいな感じだったんだよね、高校生の折れやすい思春期の少年は。そう、結構やる気がなくて。でも、なんだかんだ文化祭が終ってもダンス部には所属してたら、先輩達に「shu_heiは立ち踊りがうまい!」って言われたんだよね。「技とかフットワークの練習をしててもイマイチ。でもエントリームーブはうまい」みたいな言い方をされたかな。でも「立ち踊りって何だ!?」って感じだったんだよね。当時の俺は(笑)

一同 (笑)

shu_heiさんインタビュー2

shu_hei

当時、ダンス部の部室に「ダンスの How to DVD」みたいなのがジャンル別にあったからごっそり借りて、とりあえず家で見まくったね。「あ、確かに!ブレイク以外みんな立っとるわ!」って感じだった(笑) それで結局ロックダンスをやるようになったんだよね。で、ロックダンスのレッスンとかにも行ったりして、自分の中では結構頑張ったつもりだった。でも、昔はロックで使われ音があまり好きじゃなくて。やけにアゲアゲで「パァン! パァーン!」みたいな感じ。後は衣装で着るピエロみたいな格好を見て正直「やりたくねーー」って思っちゃったんだよね(笑)

高校生だからそういう時期でさ(笑)ファンキーでかっこいいんだけど、嫌だ。って言って結局やめちゃった。それで次はHIPHOPが好きになったんだよね(笑)本当にコロコロ変わるな当時の俺って・・・

一番自分的に嫌いだったジャンルがHOUSE

HIOHOPは純粋に曲が好きになったんだよね。日本ではミドルって言われ方してる1990年代の音楽。有名どころで言うと、ATCQ とか De La Soul とか、Rakimとかかな? 今でもそうだと思うんだけど、その時代の音楽ってブックオフとかですごく安 く売ってるでしょ?だから高校生の俺にはブックオフが格好のスポットだったんだよね。新譜買うよりも安いし、カッコいいし。踊れもしないのに HIPHOP をめちゃくちゃ聞いてて、レッスンではロックダンスしてる。っていう本当に「なんなのこいつ」っていうやつだったと思う。そのまま HIPHOP 踊ろうとしてたんだけど、ちょうどその頃に大学受験だのなんだので、ダンス踊れる状況 じゃなくなって・・・でも、大学に入った時にはダンスサークルに入った。その時、先輩達によく聞かれたのが「どんなダンスしてたの?」っていうこと。
その時にはロックダンスって答えるしかないからそう答えてた。
すごい話が長くなったけど、ハウスをやり始めたのは大学時代。一番自分的に嫌いだったジャンルがHOUSEなんだ。そう。

shu_heiさんインタビュー中学時代2

びっくりです・・・なんで嫌いだったんですか?

shu_hei
高校時代の俺が見て来たハウスっていうのは、自分の高校の先輩の女の子が踊るハウスだったんだよね。文化祭でやってたりするやつ。はっきり言うと、あれはあまりうまくなかったんだと思う(笑) 要は、ハウスってちゃんとリズムが取れないと、ただ歩いてて、たまーに潜る。みたいな(笑)
先輩達は「よっこいしょ、クルッ」って感じで回ってたりした から、その当時の俺は「なんだこれ。」って。「あの先輩可愛いのになんだよ。可愛いんだったら、JAZZとかやってよー・・・」みたいに思ってた。そんな感じでHOUSEに良い印象がなかったんだけど、大学のサークルの新入生歓迎イベントでサークルのOBでクラブシーンでも活躍してたHOUSEダンスチームが男4人でゲストとして出てたんだけど、新入生の俺なんかは「自分の知識の中で言えば、あれはおそらくHOUSEダンスだろう。」って感じで見てたら 「え!?めちゃくちゃカッコいいじゃん!」ってビックリしちゃったんだよね。「わ、ワオッ!」って感じだったから、その日のサークルの帰り道で、友達になりたての同期のやつには「ちょ、俺ハウスやるわー」って言ってその1年後くらいから始めた。

すぐには始めなかったんですね(笑)

shu_hei

そう。大学内にHOUSEを教えてくれる人がいなかったんだよね。だからLOCKにそのままいたんだけど、結局自分に嘘つけなくて。1年後くらい「ジャンル移動」みたいなのがあったから移動した。HOUSEって迫力があるのに、すごい自然な感じ?そこに惹かれた。その当時の俺の価値観だと、HIPHOP はただ力強いだけだったんだよね。でもHOUSEは力強いし、自然だし。しかもステップとかが不思議だし。そう、後は髪の毛がドレッドだったり。ガチガチにキメてる感じじゃなくて、ラフにお洒落。その変が19歳の心を打ったらしいです。

でも俺の入ってたサークルって週2の練習で2時間やって帰る。みたいなサークルだったからサークルの活動は本当に少なかったんだよね。逆に他の時間は動き放題だったから、ダンスの練習する時間をいっぱい設けたね。
BREAKとかLOCKとかの他のジャンルをやってた時はこの感覚なかったけど、HOUSEをやり始めたら、すごい入り込んじゃったから1人で5、6時間練習してた。 あとは1人深夜練とかすごいしてた。その当時はALMAのHyROSSI(ヒロシ) さんのレッスンに行かせてもらってて。HOUSE にはまってからイベントに顔を出すようになったらALMAが第一線で出まくってたから、どのイベントに行ってもゲストで出てたわけですよ。

「おぉぉ!かっこ良すぎるだろ!」って見てたHyROSSIさんに習いに行ってた。踊りがさ、本当にシンプルで分かりやすいんだよね。しかも遊び心も色気もあるし。こういう事俺が言う事じゃないかもしれないけど。「あ、そういうことか!」って事が何度もあって。見てる動きと聞いてる音が一緒なんだよね。そうやってダンスにのめり込んで習いに行ったりだとか、安田で練習してるうちにじわじわと友達が増えていって、大学生の時に「CONSCIENCIA(コンシエンシア)」っていうチームを組んだんだ。3 年生の後半の時に組んだチームで今ベトナムにいて、「TOKYO FOOTWORKZ」にもいるTOSHIYAも入ってた。それで組んでから『BIGBANG』っていう大学生ダンサーの日本一を決める卒業前のぎりぎりの大会で優勝したんだ。今思うと、よく勝ったよね!っていうネタだった。(笑)

一同 (笑)

shu_hei

別のコンテストネタだけど、1曲目ソロ回しだったりしたからねー。なめてたね〜当時は・・・。なめてたってうか、「いけるな!」って思ってたのかもしれない。あの当時、作り込まれたショーケースをする事にあまり“自分達らしさ”っていうものを感じてなくて、作り込まれたショーって別に俺ら CONSCIENCIA(コンシエンシア)じゃなくてもできるでしょって。だからソロ回しはしちゃうし。でもショーの運びとか、どこで見せる。っていうのは考えてたけど、やけに詰めて「ここの手の角度はこう!」みたいなのは全然してなかったね。でもリズムの感じとかフィーリング?そこは本当に重要視してた。「ここの音で感じてーーー、ここで強いっ!!!」とか(笑)そういう部分を揃えてたのは今でも覚えてて、その時の感覚は今でも役立ってるというか活きてる印象は受けますね。

お話の途中ですが、shu_hei×terpsi|ダンサーインタビュー前編|はここまでです。普段ダンスの動画だけでは、知る事ができないような貴重な話をたくさんして頂きました。shu_hei×terpsi|ダンサーインタビュー後編|では、大学に通われていたshu_heiさんが経験した就職活動の話や、TOKYO FOOTWORKZ結成のキッカケ、これからの目標まで。

terpsi(テプシー)は、さらに深堀りさせて頂きました。

shu_hei×terpsi|ダンサーインタビュー後編|が見たい方はこちら

Information

今回、取材でご協力頂いているダンススタジオ『THE☆STAGE』にて
shu_heiさんはHOUSEのレッスンをご担当中。

THE☆STAGEでのshu_heiさんレッスンは若いダンサーはもちろんのこと、社外人や主婦の方まで幅広い年齢層の方々に参加いただいているそうです!それもインタビューからでも伝わるshu_heiさんの温かいお人柄からでしょうか。

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