shu_hei(TOKYO FOOTWORKZ)|ダンサーインタビュー後編|


本日terpsi(テプシー)では、いま日本で最も勢いのあるHOUSEダンスチーム「TOKYO FOOTWORKZ」のshu_hei(TOKYO FOOTWORKZ)へのインタビューをさせていただきました。shu_hei(TOKYO FOOTWORKZ)×terpsi(テプシー)|ダンサーインタビュー前編| から普段ダンス動画を見るだけでは絶対に知ることができないようなお話をして頂いております。

shu_hei(TOKYO FOOTWORKZ)×terpsi(テプシー)|ダンサーインタビュー後編|では、学生時代からダンスをしている方が直面する問題「就職活動」の話や、TOKYO FOOT WORKZ結成のキッカケ、これからの目標まで。

前編よりもさらに深く、濃いお話をしていただきました。

後編もぜひご覧下さい!

就職活動との兼ね合い

Q. 現在、CONSCIENCIAメンバーはダンサーではなく、会社で働かれてる方もいると思うんですが、就活をしつつチーム活動をされてたんですか?

shu_hei

俺は就活してたって言って良いか分からないくらいな感じでしかやってませんでしたね。「少しお話を聞いてみよう。」程度でした。やっぱり「俺は完全に就活しないぞ!」っていう感じもやっぱりおかしいし。大学入ってる人っていうのは現状仕事に就きやすいっていう風潮もあるし、周りの友達がやってるのに自分だけ何もやらないってなると「俺だけ何にも知らない」って状況になっちゃうのも分かってて、それも嫌だったから数ヶ月は就職活動してた。でも、その数ヶ月の就職活動があったからこそ「やっぱり就職は違うな」ってなった。一応内定もあったんだけどね。

なんで就職せずにダンサーになったかと言うと、HOUSEをやり始めてから本当にダンスにのめり込んでたから、このまま就職したらダンスできる時間も減るし、ダンスをたしなむ程度でやるんじゃ嫌だ。って思ったんだよね。でも、周りの人間は就職決めていくから周りの流れと少し葛藤してた時期もあった。とはいえ、どうせ周りは俺の事なんて気にしてないし。その時に色々悩んだけど、狭い学生ダンスシーンと言えど、ある程度の結果と成績を残せた事も少し後押ししてくれてダンスの道に進んだ感じかな。でも、いきなりダンサーとしての安定した道があるか。って言われたらそうじゃない。この前terpsi(テプシー)でインタビューしてたTAIKIの記事を俺も読んだんだけど、あいつと結構一緒だったね。TAIKI のインタビュー記事にも書いてあったけど、俺もアルバイト生活の日々を送ってた。そのアルバイト生活の合間を縫って色んな所に顔を出して、地道にダンサーとしてやっていったっていう感じです。「晴れてダンサーになりました!」って言っても、全部これからの道が用意されてるわけじゃない世界だから、すごい徐々になんだけど頑張っていった感じかな。

shu_heiさんインタビュー

今だから言えるけど、ちょっと危うく折れそうになった事もあったけどね(笑)やばいな!って。卒業してから3年経つと25歳になるでしょ?やっぱ3年間って結構ガラッと自分を変えられる期間だと思ってて、3年あればなんとかならないとまずくないか?っていう思いがあったんだけど、大学卒業してから3年の間、そんなに良い生活ができてなかったからさ。HOUSEを始めて3年で 『BIGBANG』優勝してガラッと変わってたからね。そんな折れそうな時に今のチーム「TOKYO FOOTWORKZ」を組んで色々な所に露出できて来て、個人だと『DANCE@LIVE』のファイナルにも出れて。だから本当にすべり込みだったね。(笑)「折れかけたけど・・・オッケー!」って感じ(笑) だから巡り合わせが良かった事に感謝したい。

TOKYO FOOTWORKZ 結成のキッカケ

Q.shu_heiさんでさえもそんな事があったなんて思ってませんでした。では、shu_heiさんの窮地を救った「TOKYO FOOTWORKZ」が結成されたキッカケはなんだったんですか?

shu_hei

あれは『raise up』っていう色んなスタイルのダンサーが集まるイベントでSHUHOさんが踊りに来てたんだよね。SHUHOさんの事は学生のころからアメリカでの活躍や、『HOUSE DANCE PROJECT』、スタジオでセッションしてる動画見てて「はぁー、すごい人いるわー!」って一方的に知ってる状況だったんだけどいきなりイベント中に呼ばれたのかな?そう。そうしたら「HOUSE のダンスチームを作りたい」っていう話をもらったんだよね。当時SHUHOさんが活動してた「シャブレイ」っていうチームはHOUSEっていうよりもフリースタイルだったから。それで現「TOKYO FOOTWORKZ」のTakkyさんとかがその場にいて、SHUHOさんがSuuも誘いたいと言っていたので誘ってみた。でもTakkyさんも俺も相方がいるから一緒にやる事になったんだ。最初の目標は『TOKYO DANCE DELIGHT』に優勝っていう事だったんだよね。だから最初にSHUHOさんから「来月いける日は全部深夜練するから!」って言われて「えっ!?あ、はい。」みたいな感じだった。まあこれは雑に良言い過ぎだけど(笑)

やっぱり「TOKYO FOOTWORKZ」って振りをちゃんと組み立てて作るチームだから、結構練習も必要だし、すごい練習した。それが活動のしはじめ。『TOKYO DANCE DELIGHT』は結局その時準優勝を収めて、今もチーム活動させてもらってる。

Q.「TOKYO FOOTWORKZ」の代表的スタイルである「フットワーキング」っていうのはそもそも、どのようなスタイルなんですか?

shu_hei
フットワーキングっていうのは、ハウスと違って、シカゴの古い踊りなんだよね。数十年の歴史があるダンスで音楽も、元々ハウスミュージックで踊ってたんだけど、生まれがシカゴって事で少しゲトーなハウスミュージックになってテンポが早くなったり、間に入るリリックがちょっと汚かったりするような音楽が出始めたんだよね。その内どんどん音楽が早くなっていって、今では“ジューク”っていうまた新しいジャンルが確立されてきたんだ。
BPMが170とかあるからね、普通に(笑)やっぱり早いから慣れればできるように見えるかもしれないけど、本当に「基礎がどれだけできてるか。」って事が本当に重要。すごく「あぁー!」ってがむしゃらにやるんだけど、ちゃんと必ず左右両方こなせるように。って感じだから、勢い任せのダンスではない。

「TOKYO FOOTWORKZ」っていうチームを組んでから身につけたスキルは、バトルとかに出る時に活かされてる。今までやってたようなスタイルにプラスして、早い動きを加えたりしたり。加えたりっていうか自然と出て来てる。音楽を同じ聞き方をしてても体の動く場所が変わって来たって感じかな。うん。自分でバトルの動画とか見てても「最近の俺速いなー」って思うもん(笑)やっぱりバトルだから熱中しちゃって、自分が何を踊ったか覚えて無い事もあるからバトルが終った後に見るとそうなる事が多い。だから3年後とかになったらまた人が 変わってるかもしれないよね(笑)めちゃくちゃウェーブしてたりするかもし れない。「これからはこういうスタイルでバトルしよう」とか深くは考えてなくて、好きな感じでずっと踊りたいと思ってる。でも変わらない事にはだんだん 見てる人も飽きてくるし・・・っていう考えの持ち主だね、俺は。

『ピュア練』・・・?

Q.「これから」という言葉が出て来たので、このタイミングでお聞きしたいのですが、shu_heiさんはこれからどのようなダンサーになりたいのですか?

shu_hei
『DANCE@LIVE』で優勝したい。あとはちょっと最近日本じゃ無い所に行く事があるので、ああいう活動をしていきたいね。日本での活動と並行していきたい。この間韓国のバトルイベント『Ground Force Session』の“ゲストバトル枠”として呼ばれて行って来たんだ。呼ばれて海外に行くのは始めてだった。その経験は大きかったね。 それをもっとしていきたいかな。そうやって海外に行く機会を与えてもらう時も、自分でバトルしに海外に行く時も、一回気持ちがリセットされるんだよね。自分の事を知らないダンサーがいっぱいいて、自分も知らないダンサーも多いから、“出演者兼お客さん”みたいな感じで行ってる。そういうバトルから吸収できるものが本当に多いんだよね。それもあって、ものすごいピュアな気持ちで日本に帰って来れるんだ。海外から帰って来たときに最初に友達に言う言葉は「よし、練習しよう!」(笑) オランダのアムステルダムで開催されている『House Dance Forever』っていうイベントにこの前自分から参加したんだけど、そこから帰 って来たときは CONSCIENCIA のメンバーにすぐ声かけた。その練習の事を 俺は『ピュア練』って言ってたね(笑)「ピュア練しよう、ピュア練。」みたいな感じ(笑)

一同 (笑)

shu_hei

練習会とかしても1時間くらいだべっちゃう。みたいな事は多いと思うんだけど、海外から帰って来た直後の『ピュア練』では「SHUHEI、どうしたの?」 って言われるくらいダンスしてる。「俺はダンスが楽しいんだよ!」みたいな。そんな気持ちにさせてくれるんだよね。本当リフレッシュできる。そういうピュアな気持ちをこれからも持ち続けて行きたい。
あと、「CONSCIENCIA」のメンバーとふざけて言ってたんだけど、「Make You Smile」を実現したいね(爆笑)

これね、本当に結構ふざけて言ってたんだけど「君を笑顔にする」っていう事。レッスンとかバトル、ショーを通じて笑顔を作れたらいいなって。もちろんカッコ良くもいたいけど。ダンスってそういう魅力があると自分は思うので。あんまりまとまらないけど、あとは色んな事がしてみたい。この間「関東ダンス連盟Σ」の振り付け師をやらせてもらったり して本当に楽しかったから、そういう多角的に広い視野でダンスを見てたい。

Q.気になったんですけど、『ピュア練』っていうのは具体的にどんな練習なんですか?

shu_hei
(笑) スタジオにいつも通り入ったとして、単に踊り続けてもいつか面倒くさくなって雰囲気がだれるから、撮影しながら練習してる。そうやって撮りながらソロを回したりしてそれを見直したりしてる。そんな感じで一晩で10曲以上踊ったりする事もあるんだよね。なんでそんな事してるのか。って言われたら、あとで確認したいっていうのもあるんだけど、“撮られてる”っていう感覚が常にあるんだよね。その気持ちがあるとやらなきゃいけない感じが勝手にするんだよね。それで本当に疲れたときは電車が来るまでに1、2杯飲んで帰る(笑) でもそのおかげでバトルでは本当に疲れにくくなった。ちなみに今日もこのあと『ピュア練』(笑)

一同 流行りそうですね!『ピュア練』(笑)

shu_heiさんン多ビュー

Q.それでは、最後の質問なんですが、shu_heiさんの下の世代のダンサーへメッセージをお願いします!

shu_hei

んー、「関東ダンス連盟Σ」で色んな学生ダンサーを見て来たんだけど、みんなでやり過ぎかな?って事は思う。うん。みんなで踊るのは楽しいんだけど、練習あまりしてないんじゃないかと思っちゃうことはある。
ダンスが本当に好きでやる自主練とかが足りてない。大学時代っていう貴重な時期に団体の中でダンスをして、上下関係やらなんやら色々あったりして。そういう時間もすごい大事なんだけど、じっくり自分1人でダンスをしっかり育てる時間より、みんなでワイワイしてる時間の方が長いんじゃない?って思う事がある。

でも、「そんなダンスを練習してなくても、私楽しいし!」って人が多いのがまた難しい所なんだけどね。だから、こうした方がいいよ!ってことではないけど、じっくり1人で練習すれば、そういうダンス面での成果が出て来て、もっと楽しい事が待ってると思う。フリースタイルでダンスしてたらその人だけ何となく目がいって評価されたり。もちろんみんな忙しいとは思うけど、そういう自主練したりする工夫があれば良いと思う。

あとはむやみに人に聞かない。バトルの時に多いんだけど「何が悪かったですか?」って言ってくる人が非常に多い。「何が悪かったですか?」って言ってる事が悪い。(笑) 本当にバトルに始めて出て、頭真っ白になっちゃってる人だったらそうやって聞くのも分かるけど、ある程度続けてきて、善し悪しが自分で少し分かって来てるような人は、もう聞かずに自分でどんどん自分のこだわ り持ってダンスしても良いと思う。クヨクヨするダンサーが多いんだね。きっと。だから外に答えを求めずに、自分なりに自分と向き合う時間を作ってあげるのは重要だと思う。逆に「どうでしたか?」って聞いてくれる人は嬉しい。でも、「どこが悪かったですか?」って聞いてくる人に俺は「なんで探さなくちゃいけないんだ?」って思っちゃう。俺も別に箇条書きにして書いてるわけじ ゃないし。だから、「どうでしたか?」って聞いてくれるダンサーとバトルの感想を言い合うようにしてる時に良い答えが出て来たりする。

shu_heiさん、お忙しい中貴重なお話ありがとうございました!

Information

今回、取材でご協力頂いているダンススタジオ『THE☆STAGE』にて
shu_heiさんはHOUSEのレッスンをご担当中。

THE☆STAGEでのshu_heiさんレッスンは若いダンサーはもちろんのこと、社外人や主婦の方まで幅広い年齢層の方々に参加いただいているそうです!それもインタビューからでも伝わるshu_heiさんの温かいお人柄からでしょうか。

THE☆STAGEでは、体験レッスンや、お得にご入会いただけるキャンペーンも実施中ですので気になった方はコチラをチェック!
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