今話題のダンサー写真家、Hama Showとは?(後編)


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先日山梨で行われたSDCJ(STREET DANCE CAMP JAPAN)の様子。( Hama Show撮影)


前回今話題のダンサー写真家、Hama Showとは?(前編)で写真を始めたきっかけからそれが仕事になるまでの経緯までお伺いしました。後編ではダンサー写真家としての思いや海外と日本のダンスの違いについてお聞きします。

もっと自信を持って欲しい。

Q、ダンサーを撮る時に意識していることは?

Hama Show場感とか躍動感。あとその時の感情とか。ダンサーを撮っていて、僕も一緒に涙が出たり、笑っちゃったりとかそういうことはよくあるので、出場者のみなさんと同じ方向を見ていたいと思います。  あとは、ダンスイベントの雰囲気を正しく捉えて、たくさんの人にその場で時間を共有していただくっていうのが、そのイベントやシーンが盛り上がっていくためでもあると思うんです。自分が関わって喜んでもらえるように撮るっていうことを一番意識しているかもしれません。

Q、ダンサーを撮っていて、ダンサーに伝えたいことってありますか?

Hama Show分を「写真写りが悪い」と思っている方が意外と多い気がします。そんなこと無いんです。踊っているとき、みんなステキです。好きなことに打ち込んでいる瞬間てみんな凄くキラキラしているから、もっと自信持って欲しいし、もし恥ずかしかったら、周りを気にせず夢中になって欲しいって思います。

あとたくさんの時間やエネルギーをかけて臨んでいることなので、当然だと思うんですが、コンテストやバトルの結果を気にして緊張する方もいらっしゃいます。僕が入ってる現場では、カッコいい写真を必ず残すつもりなので、少しでもリラックスしてほしいですね。%e3%83%8f%e3%83%9e%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%bc%ef%bc%91

 

目の前のことに全力を注ぐ。

Q、Hama Showさんのこれからの目標は?

Hama Showれすごい聞かれるんですよね!(笑)これからどうなっていくの?みたいな。まず、撮影させていただけるイベントの規模がどんどん大きくなっていくのは本当にありがたいことだと思ってるんですが、実はそんなに多くを望んでいないのが正直なところです。いま、とても幸せなことに毎月のように感動する現場に入らせていただいてますし、とっても自由に撮らせていただいてます。だから目標というと、明確なビジョンはありません。

まずは、いただく撮影依頼に期待値以上で応えるっていうのが一番近い目標です。

何より、自分が撮った写真で、ダンスシーンやイベントがもっと盛り上がるお手伝いが出来れば最高です。あと「撮ってもらえて自信付きました」って言われて、カメラ買ってよかったって思えたし、それぐらいの写真を撮れるようになれれば(笑)

自分の気持ちやセンスに価値がつくっていうのがすごくいいことだと思うんです。だから自分が関わっている現場が多くの人に知ってもらえるっていうのはすごくいいことだと思うし、もっと多くの人に見ていただく…それを目指しているかもしれません。

論理と感情。精神と肉体。

Q、客観的に写真を撮っている立場として、海外と日本のダンスの違いについてどう思うか?

Hama Show日L.A.で撮影させていただいたWorld Of Danceでもそう感じたんですが、海外のダンサーはパワーや感情を表に出すっていうことに割と長けていて、対して、日本は技術や構成で魅せる…という印象が強かったです。(僕なんかが日本と海外の違いについて語っていいものかと思うので、あくまで僕の視点です)

すごい印象深かったのは、この前の SDCJ(STREET DANCE CAMP JAPAN)に行った時のことです。僕はカメラマンという立場上、全てのワークショップを写真を撮りながら回っていたのですが、日本人の先生方は技術的でフィジカルなことを理論立ててワークショップを進めていた印象があります。なるほど…とメモを取りたくなるような。

対して、海外の先生方の教え方は、精神論だったり哲学的なことや先生自身のダンスに対する想いを交えてワークショップを進めていた印象があります。例えば、生徒に”Deep breathing”(深呼吸して)って言って、深呼吸を繰り返しさせて、深呼吸をする動作のままダンスの振付に入っていったり…より自然に音に入り込めるような姿勢をつくっていく。これって、フィジカルな話ではなく、技術というわけでもないような気がするので、それがなんか大きな違いだなって思いました。


「編集後記」

もともとPOPを踊っていたというHama Showさんですが、カメラを始めてそれが仕事につながるまでの経緯をお話して頂いた中で、結局今自分がやっていることが何に繋がるかはわからないけど、後ろを振り返ってみたら繋がっていたという、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される「計画的偶発性理論」を思い出しました。

海外と日本とダンスの違いはどっちが良いか悪いかではなく、どちらに価値を置いているかというお話なので比べることはできませんが、自分もダンスをやっている身としてはとても興味深いお話でした。

いかにして自分の好きなことに気づき、それをどう仕事にしていくかということに関して、この記事が読者の皆様の一つのきっかけになっていただければ幸いです。

Hama Showさんありがとうございました!!


インタビュアー;Hikaru Tsukada(Hikakin)

記事編集;Takunori Adachi(Akkun)

Hama Show/Photographer ◆facebook:http://www.facebook.com/HAMA.WORKS ◆Twitter:http://twitter.com/HAMASHOW_WORKS ◆Instagram:http://instagram.com/hamashow_works/